物質・材料研究データの探しやすさ

Asahiko Matsuda
材料研究は物理学・化学・工学に基づいた応用寄りの学問であり、研究者のディスカバリーサービスに対する期待もその特徴を反映する。材料データは産業的応用との兼ね合いや知的財産的な事情により制限公開・制限共有であることが多く、データの即時入手ができなくてもその存在は発見でき次のステップに進めるようなワンストップのサービスが理想像である。また最近はデータ駆動型のアプローチが広まっており、このとき材料学特有のメタデータの取り扱いが課題になる。NIMSが材料データプラットフォームDICEを構築する際に共通メタデータをデザインしたが、研究者の興味対象になるメタデータほど標準化・共通化が難しいことがわかった。共通スキーマに含めきれないメタデータを収める方策は、Schema.orgを拡張したフォーマットによるファイル管理を含め検討が続いており、学際的なつながりを志向する機関・サービスと各専門家・専門機関との連携が重要になる。
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